子どもの自己肯定感を育てるには?結果だけではなく過程に注目する声かけ
「頑張ったのに、うまくいかなかったときは何と声をかければいい?」
「失敗すると、すぐに『もうやらない』『できない』と言ってしまう」
「褒めてあげたいけれど、つい結果ばかりに目が向いてしまう」
お子さまとの関わりの中で、このように感じることはありませんか?
子どもの自己肯定感を育てるために大切なことの1つが、 「できた・できなかった」という結果だけではなく、そこまでの過程に目を向けること です。
今回は、家庭でも取り入れやすい 「過程に注目した声かけ」 についてご紹介します。
🌱 この記事のポイント
「すごい!」「できたね!」だけではなく、 「どんなふうに取り組んでいたのか」 を言葉にして伝えることで、子ども自身が自分の頑張りに気づきやすくなります。
結果だけを褒めていませんか?
例えば、テストで100点を取ったとき。
「100点!すごいね!」
と声をかけることは自然なことです。
もちろん、結果を一緒に喜ぶことも大切です。
ただ、結果だけに注目していると、子どもによっては、
「100点じゃないと褒めてもらえない」
「できなかったら意味がない」
と感じてしまうことがあります。
そこで意識したいのが、 結果に至るまでの行動を言葉にして伝えること です。

結果だけでなく、そこまでの過程にも目を向けてみましょう
「頑張ったね」を、もう少し具体的に
過程を褒めるというと、
「頑張ったね!」
という声かけを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、この言葉も嬉しい声かけです。
さらに、 「何を頑張っていたのか」 まで具体的に伝えると、子ども自身も自分の行動に気づきやすくなります。
✏️ 宿題をしているとき
「分からない問題もあったけれど、 最後まで考えていたね」
🧩 パズルに取り組んでいるとき
「向きを変えながら 何回も試していたね」
🧸 片付けをしたとき
「遊び終わったあと、 自分から元の場所に戻してくれたね」
うまくいかなかったときこそ「過程」を見る
過程に注目する声かけは、成功したときだけに使うものではありません。
むしろ、 うまくいかなかったときにこそ大切 です。
例えば、難しいパズルに挑戦したものの、最後まで完成できなかったとします。
そんなときに、
「できなかったね」
だけで終わってしまうと、子ども自身も 「できなかった」という結果だけ を強く感じてしまうことがあります。
そこで、その中にあった行動を見つけて伝えてみます。
💡 「ここまでは自分で考えて進めていたね」
💡 「違う向きも試していたね」
💡 「分からなくなったときに『手伝って』って言えたね」
完成しなかったとしても、
考えたこと
工夫したこと
挑戦したこと
はなくなりません。

結果は1つでも、その過程にはたくさんの「できた」があります
声かけのポイントは「見たことをそのまま伝える」
過程を認めようとすると、
「どんな言葉で褒めればいいんだろう?」
と迷うこともあるかもしれません。
難しく考える必要はありません。
ポイントは、
子どもがしていたことを
そのまま言葉にすること
例えば、
- 「最後まで座って取り組んでいたね」
- 「分からないところを自分から聞いてくれたね」
- 「さっきよりゆっくり書こうとしていたね」
- 「負けても最後までゲームに参加していたね」
などです。
大人が評価するというより、 「ちゃんと見ていたよ」と伝えるイメージ です。
🌱 結果は1つでも、過程にはたくさんの「できた」があります
成功したかどうかだけではなく、 「考えた」「試した」「続けた」「伝えた」 など、その子なりの頑張りを見つけていくことが大切です。
クラップでも「できた」までの過程を大切にしています
クラップでも、学習や遊び、グループワークなどの活動の中で、 結果だけではなく 取り組んでいる途中の姿 を大切にしています。
- 分からない問題に挑戦してみた
- 自分から質問してくれた
- 途中で間違いに気づいて直した
- 負けても最後まで参加した
- 気持ちを切り替えてもう一度取り組んだ
大きな成功だけではなく、こうした小さな変化を見つけて言葉にすることで、
「自分なりに頑張れた」
という経験につなげていきます。
まとめ
子どもの自己肯定感を育てるためには、
「できた・できなかった」だけで判断せず、
そこに至るまでの過程を見ること
が大切です。
「最後まで考えていたね」
「違う方法も試していたね」
「分からないって伝えてくれたね」
そんな何気ない声かけが、 「自分の頑張りを見てもらえている」 という安心感につながります。
結果が出たときだけではなく、うまくいかなかったときにも、 その子なりの頑張りを見つけていく。
その積み重ねが、次の 「やってみよう」 につながっていきます。
お子さまの成長や関わり方について気になる方へ
学習やコミュニケーション、活動への取り組み方など、 気になることがございましたら、見学やご相談の際にもお気軽にお話しください。
お子さま一人ひとりの様子を大切にしながら、 その子に合った関わり方を一緒に考えていきます。


